Activities

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I.N.O.の最近の活動の紹介及び関連情報を提示します。

1.    ダイバーシティ (多様化社会)推進のための活動
I.N.Oは日本女性技術者フォーラム・運営メンバとして次のイベントを企画・実施します。

2009年6月6日 シンポジウム  ――URL
2009年6月6日、渋谷区国際ウイメンズ・プラザにおいて日本女性技術者フォーラムは企業での女性活用と題してシンポジウムを行います。 シンポジウム が期待している参加者は

*            これから社会にでて、自分の能力を発揮できる場所を探している学生さん、特に理系での仕事に就きたいと考えている女性、
*            既に仕事をしている女性で、新たに技術系の職場で自分の可能性を最大化できる場所を探している人たち
*             企業の人事戦略を担当する方で、これからの厳しい国際競争の中で、競争力を持ち、多様性のある人材を確保するために新卒、及び経験のある女性を技術系の分 野で採用する予定の方。 企業で現在、戦略的 に女性を活用している企業の経験・事例を学ぶ。
*            大学、教育機関で技術系女性の進路相談、指導を行っている方が実際に企業で女性活用を実施している責任者の戦略・具体例を聞く、

など、多くの方々を対象としています。 日本の多くの企業がまだまだ十分に女性を活用していない現状で、数少ない企業が積極的に、そして、果敢に行ってい ます。 是非その発表、そして、実施に当たり、直面した課題・挑戦、などを夫々のパネリストが紹介します。 そして、会場の参加者の方からの質問も受ける 機会を設けています。

参考までに、今年、2009年にすでに実施した企画・実施したシンポジウム・セミナをご紹介します。
2009年4月11日 技術者・研究者として海外で働く -女性と仕事 の未来館
グローバル化が急速に進んでいる今日、海外で働く機会は多くなりました。自分から求めて海外にでるケース、 属する組織から機会を与えられたケース、な ど、そのきっかけは色々ですが、日本での勤務では体験できない学び・苦労・喜びなどがあります。 このパネルでは夫々異った背景で海外で働くことを経験し た3人の女性に発表してもらいました。 そして、その後、会場からの多くの質疑に答え更に広い内容への展開となりました。 3人の共通した結論は、海外で 働くことによって得られる機会は大変貴重なものであり、日本、そして、自分の日常性とは異なる新しい発見、そして人間関係が構築できた、ことでした。

2009年2月14日 働く女性のヘルスマネージメント -総評会館
仕事・個人・家庭で元気に、そして満足度の高い時間を送るために、自己の健康管理はとても重要です。 ついつい仕事が忙しく、又、家族の健康管理が優先、 など、色々な背景で、精神的そして、肉体的な健康チェックを行うゆとりに欠けている女性が多くいます。 そこで、この講演では、働く女性たちに知って欲し い女性特有の体の変化、それに伴う疾病・問題点、 働く場でのストレスや人間関係から発生する精神面での疾病など、が、分かりやすく紹介されます。 講演 者は幾つかの企業で具体的に女性特有のヘルスマネージメントについて、予防管理、相談、治療を行ってきた女性医師です。働く場ではなかなか公にできない女 性特有の悩みなども、講演の後の質疑応答で可能になりました。

2.    2050年未来への提言と行動
I.N.O.は2008年度4月より国際経営者協会(I.M.A. URL  http://ima.gr.jp) のメンバとして、

当協会のプロジェクト、50年未来イニシアティブ、分科会の活動に参加しました。 魅力ある『働く場』の創出、をテーマに第一分科会のリーダとして、提言 と行動についてまとめを行いました。 詳細については、IMA発行の2050年未来の提言と行動(Part2最終報告)をご参照ください。
この活動の一環として生産性出版社よりIMAのメンバ数人の提言を纏めた書籍を出版しました。

タイトル:未来を創る経営者
出版社: 生産性出版

3.    ネットワーキングのための活動

*            グローバル女性サミット会議 (URL:  http://www.globewomen.org)
*            2009年5月14日から5月16日まで。 この会議は女性のダボス会議とも言われるグローバルサミット女性会が昨年のベトナム・ハノイに続き、今年は 南米チリのサンチャゴで開催され、I.N.OはグローバルなDiversityへの理解、国際企業の事例、そして、ネットワーキングのために出席しまし た。 昨年の77ヶ国、1000人の出席者から比べると今年は開催地が南米で、世界の多くの国からは大変遠い距離にあり、参加者の多くにとって、時間的に も、経済的にも厳しい状況で、その上、5月に発生した豚インフルエンザの影響も、グローバルな移動を抑制しました。 そのため、参加者も500名余に留ま り、直前のキャンセルが続きました。しかし、国民に60%の高い支持率を得ている女性大統領、ミッシェル・バシェレット氏が主催の会議となり、参加者もチ リだけではなく、南米、中南米各国からの女性大臣の参加が多くプログラムは大変レベルの高い場となりました。 又、同じアメリカ大陸で北に位置する米国と カナダの企業の参加者はIBM, HPなど役員級の出席が多く、質の高い討議を生み出すことができました。 I.N.Oは日本での多様性、特に、女性の技 術系分野、特に日本企業での推進を実現するための提案を模索するために、積極的に参加を行い、各国の代表とネットワーキング活動を行いました。
*            参加セッションの紹介 -理数系へもっと若い女性そして女子学生を
日本女性技術者フォーラム(JWEF)の使命のひとつが将来の日本を担う技術革新の分野での女性進出及び待遇改善であり、国や地方自治体が主催する『女子 中高校生向けの理系に進もう』というプログラムに可能なかぎり支援を行っています。しかし、規模は極めて小さい。GSW2009 で最初に参加したトラックは、『どうすれば若い女性や女子中高校 生に理系に進んでもらうには』、というセッションである。

このテーマは日本だけの課題ではなく、世界各国の持続のために必須となる多様性への取り組みであり、多くの挑戦が試みられている。ここでは政府レベルの取 り組みを代表して、メキシコ労働省の副大臣、企業を代表し、ドイツの最大企業ドイツテレコムのCSR担当役員、が夫々の取り組みを紹介し、IBMチリの担 当者が現在チリで展開されているIBMの取り組みを説明した。

(1) メキシコ政府労働福祉省パトリシア・トーレス副大臣
パトリシアは政府の女性担当大臣だった時にGSWをメキシコで実現した実績も持つ、GSWの政府との連携では大変大きな貢献を行っている。メキシコの若い 労働人口の42%は女性、8%の失業率。 一方、情報技術の急速な発展に伴いメキシコ国内でのICT技術者の大量の不足が深刻な問題となっている。この ギャップを埋めるために労働福祉省が主導権をとって、業界も巻き込んでキャンペーンを行い、若い女性達に確かな技術を持たせ、業界では積極的に技術を獲得 した女性を採用する、という一連の流れを作り上げ、現在もこの仕組みが機能している。この詳細について関心がある方には資料を提供できます。

(2) ドイツテレコム マウド・パジェル多様性推進担当役員
ドイツテレコム(DT)はドイツ・ボンに本社を置く世界を主導する通信、情報産業の一社であり26万以上の社員が50ヶ国以上で活動をしている。DTが現 在そして今後、多くの異なる市場の要件を理解し、文化、独特の背景を持つ沢山の人々の期待に応える製品やサービスを提供するためには多様性が必須であると いう強い信念を持ってその実現に取り組んでいます。パジェル取締役はDTグループ全体の多様性推進活動の最高責任を持つ取締役であり、同時に長年に亘り GSWの実行委員として、幅広い貢献をしてきた。
今回はDTが2006年に開始したJump in MINTと言うプログラムについて紹介を行った。MINT『Mathematics & Information Technology』は14、5歳の女子中高校生を対象にしたプログラムでMINTの分野の知識を積み、能力をつけ、自信を持たせる、そして、この分野 で学ぶことの楽しみを植えつける会社全体のプログラムです。 DTの子会社も含めてドイツ全体で活動を行い、特に4月末の国の行事で、110ヶ所以上で開 催されるGirls` dayではDTのプログラムに4000名以上の女子学生が参加し、MINTに参加している。技術革新は国の経済発展を支配する最も重要な課題であり、国の インフラ事業の責任を持つDTは全社を挙げて対応し、10代の女子学生達に科学への面白さを目覚めさせ、将来への夢を抱かせる努力を行っている。  MINTについて関心がある方はご連絡ください。

(3) IBM Chile  デニス・エバンスさん
メキシコ、ドイツの大規模な取り組みの紹介の後、エバンスさんはIBMのDiversityへの取り組み、特に70年代に始まった女性雇用のプログラム、 技術分野での女性進出支援の紹介をした後に前線、チリで実際に行っているプログラムの説明を行った。組織として若く規模も小さい、限られた予算・人材の IBMチリでは、IBM本社が準備する多くの多様性プログラムの中からチリとして最適なものを選択し、言語や文化面でのローカル化の作業を本社の支援を受 けて行っている。又実施に当たっても豊かな経験者の指導や支援を受けている。現地、IBMチリの役割は、この国の教育制度や労働市場、国民性、などをでき るだけ正確に把握・分析して、本社にある既存のプログラムをどう活用するか、そして、その成果を正しく評価し、この国でのIBMビジネスの成長、そして国 の技術レベルの向上に貢献することである。

纏め。
3者の発表の後、多くの質問が聴衆より出された。特に開発途上国からは、a.女性の労働市場での位置付けの低さ、b. 理系技術職の給与が金融、医学などの職種に比較し大幅に低いため技術者に進む、つまり技術系の学校に進む人が少ない、という問題点が挙げられ、これに対 し、3社からの提言があった。この問題は日本でも顕著であり、3Kとまで言われるICTの労働条件、地道な技術獲得が必要となる分野などは若者、女性から 敬遠されているのは否めない。 メキシコ政府の国家プログラム、DT, IBMのプログラムのような大規模のものは日本からは生まれていない。今後若い人、これまで注目されなかった若い女性、女子学生への積極的な取り組みが必 要になる、と痛感した。